ビジネス研究所

仕事の備忘録とか

目標設定を誤らないために理解しておくべき自分の欲求

絶賛、目標シリーズ更新中。

目標はとにかく一つに絞る - ビジネス研究所

 

目標設定の際にもっとも気をつけなくてはいけないことは、誤った目標を設定しないようにすることである。

 

誤った目標設定として挙げられるのは、自分が本当に実現したいことと目標があまりリンクしていないということである。

 

有名なマズローの欲求5段階説というのは、聞いたことある人も多いだろう。

マズローの欲求5段階説 |モチベーション向上の法則

第一階層の「生理的欲求」は、生きていくための基本的・本能的な欲求(食べたい、寝たいなど)で、この欲求を充たせれば、次の階層「安全欲求」を求めます。
「安全欲求」には、安全・安心な暮らしがしたい(雨風をしのぐ家・健康など)という欲求が含まれます。
「安全欲求」を充たすと「社会的欲求」(集団に属したり、仲間が欲しくなったり)を求めます。この欲求が満たされない時、人は孤独感や社会的不安を感じやすくなります。
ここまでの欲求は、外的に充たされたいという思いから出てくる欲求です。

そして次に「尊厳欲求」(他者から認められたい、尊敬されたい)という欲求が芽生えます。ここからは外的なモノではなく、内的な心を充たしたいという欲求に変わります。
そして、最後に自己実現欲求」(自分の能力を引き出し創造的活動がしたいなど)の欲求が生まれます。

 

僕はビジネスマンの99%は自己実現欲なんてかけらも持っていないと思っている。そういった意味ではマズローの説には賛同していない。

 

僕の仮説では一番根本にあるのは、安全欲求である。

次に生理的欲求、尊厳欲求、社会的欲求である。

そして内情は生理的欲求と尊厳欲求が欲求の大半を占め、これらを満たそうと日々を過ごしている。

 

はっきり言ってしまうと、金を稼いで、自慢できるような会社や役職について、自慢できるマンションや車を買ったり、自慢できる私生活を送れればそれでいいのである。

 

殆どの人がもつ、〜を実現したい!というのは、本来はこのような気持ちがあるだけなのだが、これまた自身の尊厳欲求を満たすために、カッコつけて言っているにすぎない。

本当は英語なんか喋れても喋れなくてもどうでもよくて、ただただすごい人と思われたり、高収入のビジネスマンは英語が喋れるというイメージ(日本人はなぜか英語が喋れる=頭がいいと考える節がある)があるので、自分の目標に英語をマスターするというのがあるだけなのだ。

 

しかし、だらだらとスマホいじりながら過ごしたり、糖質と油で腹を満たしたいといった低次な生理的欲求が大きいため、自己実現という偽りのベールをかぶった尊厳欲求がいつまでも満たされずにいるのが実情だ。

 

そんな低次の欲求に縛られているのだから、自尊心を満たしたいがための誤ったイメージで作られた目標をかかげても、失敗するのは当然だといえよう。