コミュニケーションは過度に丁寧ではいけない
仕事で求める資質の代表格といえばコミュニケーション能力でしょう。
コミュニケーションに関する書籍やセミナーが多数あることを見ると、大事な資質であると同時に多くの人が何かしらコミュニケーションに対して悩みを持ってることが伺えます。
僕は仕事のコミュニケーションには二種類あると考えています。
ひとつは、提案や進捗状況を分かりやすく的確に伝えるもの。
もうひとつは、人間関係構築に必要な会話的なもの。
前者と後者ではその特性は大きく違っていますが、大事なことは、気遣いと適度なちゃらさだと思います。
気遣いというのは意外と難しいです。
相手を思って丁寧に説明してもあまりいい反応がないという場合、その丁寧さは気遣いではなく自分の保身であることがあります。
丁寧に説明しようとすると、まずワーディングが増えます。そうすると、聴く側としては聞かなくてもいい話をされたり、簡潔でないゆえに理解の妨げになったりしてしまいます。
また表現によってはその場が堅苦しくなります。
誰しも堅苦しく長ったるい説明はストレスに感じるものです。
TPOをわきまえることは言わずもがな大切ですが、常に堅苦しいコミュニケーションをとってると、クライアントや上司と打ち解けることができません。
自分の保身ではなく、相手が望むコミュニケーションを取れるように日々精進しなければと思います。