運動が仕事のパフォーマンスに大きく影響するという話
仕事でパフォーマンスをあげるためには、創造力とそれを支える知識、そして体力(健康)が必須要素である。
創造力を発揮したり知識を蓄えたりするためはどうしたら良いかを突き詰めていくと、"脳の働きを良くする"という結論が導かれる。
実際にIQの高い人は、脳に対して送る血流量が多いという実験結果がある。
加えて、体力を維持するためにはどうすれば良いかを突き詰めると、"適切な運動・食事・睡眠”という結論が導かれる。
そしてこの2つの結論を最も強力に実現するのが、"運動"である。
「脳を鍛えるには運動しかない!」
脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方
- 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
- 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
- 発売日: 2009/03
- メディア: 単行本
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脳というのは非常に燃費の悪い臓器で、働かせるにはたくさんのエネルギーが必要となる。環境的に人間が座りながら物を考えられるようになったのは進化の過程で見ると最近の話であって、もともと人間は狩りを行うために脳を発達させ、それ以外の時は脳を休めていたと考えれている。運動と脳の働きは不可分であったのである。
上の本は、有酸素運動によって実際に成績が上がった学校の実例をあげながら、脳に対する運動の有効性を説いている。
もう少し軽いエピソードで理解したい人は下記がおすすめである。
タイトルにミスリードされてしまうが、内容はHBSの生徒や海外のビジネスエリートは積極的に生活に運動を取り入れているというエピソードがかかれている。
ウォールストリートでは30年前くらいからビジネスの話はジムでするようになったといった話も出てくるぐらいだ。(信ぴょう性は定かではないが)
ただ、特に忙しいビジネスパーソンにとって生活に運動を取り入れるのは難しい。
毎日夜遅くまで仕事をして疲れていると、朝は出社ギリギリまで眠っていたいし、実際にそうでもしないと、睡眠不足からくるパフォーマンスの低下になりかねない。
そこらへんは言うは易く行なうは難しであるが、運動も仕事のうちの一つという考えを持って生活に取り入れていく工夫が必要だろう。